人生は、中断したっていい

本が読めない人でも大丈夫な読書案内

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

"人生の希望"と就職すったもんだ

ちょっと変則的だが、前回までの話の地点から、十年ほど未来にワープしてみてみようと思う。つまり28とか29、そのあたり。 私は紆余曲折を経て、結局は人よりも遅れて大学に入ることになったのだが、大学を卒業するのに7年もかかったので、卒業する頃にはほ…

破茶滅茶に生きるために、あなたは傷ついてはいけない

外の気温もまだまだこれから暑くなろうとする季節。のんびりしている田舎の高校生が漸く受験勉強の熱を上げていこうとしている頃、自分の時計だけ短針も長針も狂い始め、完全に止まってしまうのも時間の問題だった。私はあの年、ずっとひんやりとした空気に…

田舎出身のエリートと、働かなくてもいい人類の未来

<働く>を分解してみたときに、実際にはアプローチは何種類もあるし、最近は中学生だろうが高校生だろうが起業する人だっている。 お恥ずかしい話、というか、今思えばひどく頓馬で呑気な話だが、中学や高校に通っていた頃の私は、将来自分がどのような形で働…

<私>と<働く>と<世界>の間にあるもの

進路を選択する際に「自分が何を学びたいか」を考えるのが大事だ、というのは教育業界にいるYouTuberが口を揃えて言っていることだが、「学び」が必要になるのは何も大学進学に限られたことではない。生きているかぎり、私達は何かしら学び続けていくことに…

兎の穴に落ちた日のこと

前回、私は人生の絶妙なタイミングで大きく斜めの方向に舵を切ってしまった人間だ、と書いた。だがそれは、かなり格好をつけた言い方で、実際に起こったことの様相はだいぶ異なる。「斜めの方向に舵を切る」というと水平方向のどこか、あるいは上空に的を定…

効率的でも戦略的でもない世界線

関東にも雪が降るほどの、寒さの底の季節。 ちょっと気になって、幾つかのSNSの検索窓に「進路」と打ってみた。著名人や教育産業にいる人達が、文字や動画を通してそれぞれの思うところを発信している。 人生のより良い選択肢を得るための、より無難で効率的…